クラウドフォルダー(IG CLOUDshare)を利用する

 

IPB-8550/8350/8050

Print Friendly, PDF & Email

クラウドフォルダーとは、InformationGuard EX 専用のクラウドストレージ(「InformationGuard Cloud」と呼びます)と連携する共有フォルダーです。
クラウドフォルダーにはInformationGuard Cloud を介してアクセスできるため、InformationGuardEX のユーザーとユーザー以外(「ゲスト」と呼びます)が、場所を選ばずにいつでもこのフォルダーを共有できます。

  • IPB-8550/8350/8050の機能になります。
  • 外部ネットワークからクラウドフォルダーにアクセスするためには、IG CLOUDshareというソフトアプリケーションが必要です。
  • InformationGuard Cloud に反映できるファイルのサイズは、1つのファイルあたり最大2GBです。
  • InformationGuard Cloud の標準容量は 5GB です。容量を変更する場合は、お買い上げの販売店または当社のインフォメーションセンターまでご連絡ください。

クラウドフォルダーを管理する

クラウドフォルダー一覧画面を確認する

登録したクラウドフォルダーの一覧が表示されます。
クラウドフォルダーに保存できる容量の上限や、InformationGuard EX のユーザー以外のゲストがクラウドフォルダーにアクセスできる期限を確認できます。
この画面からクラウドフォルダーを新たに作成したり、不要なクラウドフォルダーを選択して削除したりすることもできます。
この画面でユーザーやゲストが外部ネットワークからクラウドフォルダーにアクセスするためのキーをダウンロードできます。

  1. InformationGuard EX にWeb ブラウザーからアクセスします。
    ・ 管理者グループ(”admin”)に所属するユーザーとしてInformationGuard EX にログインしてください。
  2. 「機器設定」をクリックします。
  3. 「機器管理設定」、「共有/セキュリティー/クラウドフォルダー登録」の順にクリックします。
  4. 一覧表上部にあるメニューをクリックして、[クラウドフォルダー登録]を選択します。

クラウドフォルダーを新規作成する

クラウドフォルダーは、「Public」を含めて20 フォルダーまで作成できます。

  • クラウドフォルダーに保存する容量の設定が必要です。あらかじめ InformationGuardCloud 情報でInformationGuard Cloud の空き容量が1GB 上あることを確認してください。
  • InformationGuard EX とクラウドフォルダーとの通信には、プロキシサーバーの設定が必要な場合があります。プロキシサーバーは、機器設定>機器管理設定>ネットワーク設定>プロキシサーバーから設定してください。
  1. InformationGuard EX にWeb ブラウザーからアクセスします。
    ・ 管理者グループ(”admin”)に所属するユーザーとしてInformationGuard EX にログインしてください。
  2. 「機器設定」をクリックします。
  3. 「機器管理設定」、「共有/セキュリティー/クラウドフォルダー登録」の順にクリックします。
  4. 一覧表上部にあるメニューをクリックして、[クラウドフォルダー登録]を選択します。
  5. [新規登録]をクリックします。
  6. 詳細情報を設定します。
  7. [保存]をクリックします。

クラウドフォルダー情報を編集する

一度登録したクラウドフォルダーの情報をあとから変更できます。

  • クラウドフォルダーサイズは変更できません。
  1. InformationGuard EX にWeb ブラウザーからアクセスします。
    ・ 管理者グループ(”admin”)に所属するユーザーとしてInformationGuard EX にログインしてください。
  2. 「機器設定」をクリックします。
  3. 「機器管理設定」、「共有/セキュリティー/クラウドフォルダー登録」の順にクリックします。
  4. 一覧表上部にあるメニューをクリックして、[クラウドフォルダー登録]を選択します。
  5. 編集するクラウドフォルダー名をクリックします。
  6. クラウドフォルダー情報を変更します。
  7. [保存]をクリックします。
    ・「 アクセス制限」を変更していない場合、ここで手順は終了です。変更した場合は、次の手順に進みます。
  8. 「アクセス制限」を変更した場合は[共有フォルダーサービス再起動]をクリックします。
  9. 確認のメッセージが表示されるので[OK]をクリックします。
クラウドフォルダーを削除する

不要になったクラウドフォルダーを削除します。

  • フォルダーを削除すると、クラウドフォルダー内に保存しているすべてのフォルダー、ファイルがInformationGuard EX から削除されます。
    データは元に戻せません。また、InformationGuard EX のごみ箱に移動したファイルもすべて削除されますので、操作を行うときは注意してください。
  • 削除したフォルダーに保存されているファイルを元の場所に戻せるようにフォルダーを削除する場合は、フォルダーの詳細設定で「ごみ箱を使用する(Web,SMB/CIFS のみ)」にチェックがあることを確認して、フォルダーを「フォルダーやファイルを選択して削除する」の手順で削除してください。
  1. InformationGuard EX にWeb ブラウザーからアクセスします。
    ・ 管理者グループ(”admin”)に所属するユーザーとしてInformationGuard EX にログインしてください。
  2. 「機器設定」をクリックします。
  3. 「機器管理設定」、「共有/セキュリティー/クラウドフォルダー登録」の順にクリックします。
  4. 一覧表上部にあるメニューをクリックして、[クラウドフォルダー登録]を選択します。
  5. 削除するフォルダーのチェックボックスにチェックを入れます。
  6. [削除]をクリックします。
  7. 確認のメッセージが表示されるので[OK]をクリックします。
IG CLOUDキーをダウンロードする

ユーザーが外部ネットワークからクラウドフォルダーにアクセスするためのIG CLOUD キーをダウンロードします。

  • 外部ネットワークからクラウドフォルダーにアクセスする手順については「クラウドフォルダーにログインする」を参照してください。
  • ゲストがクラウドフォルダーにアクセスするためのゲストキーをダウンロードする手順については「ゲストキーをダウンロードしてゲストに送付する」を参照してください
    1. InformationGuard EX にWeb ブラウザーからアクセスします。
      ・ 管理者グループ(”admin”)に所属するユーザーとしてInformationGuard EX にログインしてください。
    2. 「機器設定」をクリックします。
    3. 「機器管理設定」、「共有/セキュリティー/クラウドフォルダー登録」の順にクリックします。
    4. 一覧表上部にあるメニューをクリックして、[クラウドフォルダー登録]を選択します。
    5. [IG CLOUD キー発行]をクリックします。
    6. 画面の指示に従ってIG CLOUD キーをダウンロードします。
    7. 外部ネットワークからクラウドフォルダーにアクセスするユーザーに、ダウンロードしたIG CLOUD キーを送付します。
      • ユーザーにzip ファイルをパソコンに保存することを依頼します。
      • クラウドフォルダーにアクセスする手順については、zip ファイルにあるIG CLOUDshare導入手順書.pdf に記載されていることを連絡します。
ゲストキーをダウンロードしてゲストに送付する

ゲストが指定されたクラウドフォルダーにアクセスするためのゲストキーをダウンロードして、ゲストに送付します。

  • 外部ネットワークからクラウドフォルダーにアクセスする手順については「クラウドフォルダーにログインする」を参照してください。
  • ゲストがクラウドフォルダーにアクセスするためのゲストキーをダウンロードする手順については「ゲストキーをダウンロードしてゲストに送付する」を参照してください
  1. InformationGuard EX にWeb ブラウザーからアクセスします。
    ・ 管理者グループ(”admin”)に所属するユーザーとしてInformationGuard EX にログインしてください。
  2. 「機器設定」をクリックします。
  3. 「機器管理設定」、「共有/セキュリティー/クラウドフォルダー登録」の順にクリックします。
  4. 一覧表上部にあるメニューをクリックして、[クラウドフォルダー登録]を選択します。
  5. ゲストと共有するフォルダーに表示されたゲストキー「」を1つクリックします。
  6. 画面の指示に従ってゲストキーをダウンロードします。
    • ゲストキーがzip ファイルの形式でダウンロードされます。zip ファイルには、ゲストキーとIG CLOUDshare アプリの導入手順が記載されたPDFファイルが保存されています。
    • ゲストキーのファイル名は「license_YYYYMMDDhhmmss.zip」です。「YYYYMMDDhhmmss(年月日時分秒)」は、キーをダウンロードした日時です。
  7. 複数のゲストキーをダウンロードする場合は、手順5~手順6を繰り返します
  8. ダウンロードしたゲストキーをゲストに送付します。
    • ゲストにzipファイルをパソコンに保存することを依頼します。
    • クラウドフォルダーにアクセスする手順については、zipファイルにあるIG CLOUDshare導入手順書.pdf に記載されていることを連絡します。

クラウドフォルダーを使用する

IG CLOUDshare というアプリケーションソフトウェアを使用すると、外部ネットワークからクラウドフォルダーにあるフォルダーやファイルをダウンロードして閲覧したり、編集したりできます。
また、クラウドフォルダーにフォルダーやファイルをアップロードして共有することもできます。

*ここではWindowsのアプリケーションについて説明します。

IG CLOUDshare をインストールする

IG CLOUDshare は、外部ネットワークからクラウドフォルダーにアクセスするときに必要なアプリケーションソフトウェアです。
IG CLOUDshare のデータは、村田機械株式会社のホームページに保存されています。
まずはパソコンにデータをダウンロードしてからIGCLOUDshare をインストールします。

  • あらかじめお使いのパソコンに Microsoft.NET Framework ver.4.6.1 以降をインストールしてください。インストールの手順は、Microsoft のホームページのサポートなどを参照してください。
  • インストールが完了すると、パソコンのデスクトップに IG CLOUDshare のショートカットアイコンが作成されます。
  1. ムラテック公式サイトにアクセスし、ダウンロードページに移動します。
  2. 「ダウンロード」にあるソフトウェア「IG CLOUDshare」を選択してクリックします。
  3. ファイル種別にある「IG CLOUDshare」の[ダウンロード]をクリックします。
  4. 保存したファイルをダブルクリックします。
  5. ユーザーアカウント制御の確認画面が表示された場合は[はい]をクリックします。
  6. インストールの準備画面が開いたら[次へ(N)>]をクリックします。
  7. 使用許諾契約書が表示されます。内容をよくお読みいただき、ご同意いただける場合は「同意する(A)」にチェックを入れた上で[次へ(N)>]をクリックします。
  8. IG CLOUDshare のインストール先を指定し[次へ(N)>]をクリックします。
  9. インストールの確認画面が開いたら[ 次へ(N)> ] をクリックします。
  10. 完了画面が表示されたら[閉じる(C)]をクリックします。

クラウドフォルダーにログインする

IG CLOUDshare に必要なキーを登録して、外部ネットワークからクラウドフォルダーにログインします。
クラウドフォルダーにログインするとメイン画面が表示されます。
ログイン方法は、ユーザーとゲストで異なります。それぞれのログイン方法は下記を参照してください。

IG CLOUD キー、ゲストキーのzip ファイルについて
InformationGuard Plus でダウンロードしたキーのzip ファイルには、以下のファイルが格納されています。

項目 説明
IG CLOUDshare 導入手順書.pdf クラウドフォルダーを使用するための手順が記載されています。
ig_cloud_key_YYYYMMDDhhmmss IG CLOUD キー、またはゲストキーのファイルです。
クラウドフォルダーをパソコンから操作する場合は、このファイルをIG CLOUDshare に登録します。
「YYYYMMDDhhmmss(年月日時分秒)」は、キーをダウンロードした日時です。
g _ c l o u d _ k e y _ q r c o d e _
YYYYMMDDhhmmss.png
クラウドフォルダーをスマートフォンやタブレット端末から操作する場合は、このファイルをIG CLOUDshareに登録します。
登録方法は、スマートフォンにインストールしたIG CLOUDshare のヘルプを参照してください。
IG CLOUDキーを登録してログインする

ユーザーが初めてクラウドフォルダーにログインするときは、IG CLOUD キーを登録します。
IG CLOUD キーを1 度登録すると、次回からこの操作は必要ありません。2回目以降にログインする方法は「登録したIG CLOUD キーでログインする」を参照してください。

  1. InformationGuard EX で発行されたユーザー用のIG CLOUD キーをパソコンに保存します。
    ・ zip ファイルを解凍して、IG CLOUD キーファイルを保存します。
    ・IG CLOUD キーのファイル名は「ig_cloud_key_YYYYMMDDhhmmss」です。
  2. デスクトップのショートカットアイコンをダブルクリックします。
  3. [追加]をクリックします。
  4. IG CLOUD キーの保存先を選択して、保存したIG CLOUD キーを表示します。
  5. IG CLOUD キーを選択して[開く(O)]をクリックします。
  6. 確認メッセージが表示されるので[はい(Y)]をクリックします。

    ・ 機器識別子には、製品シリアル番号が表示されます。
    ・ IG CLOUDshare にIG CLOUD キーを登録すると、パソコンに保存したIG CLOUD キーのファイルは不要です。必要に応じて削除してください。
  7. [ログインへ]をクリックします。
  8. InformationGuard EX のユーザー名とパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。

    ・ メイン画面が開きます。
    ・[ 終了]をクリックすると、ログイン画面が閉じます。
登録した IG CLOUDキーでログインする

2回目以降のログインの場合、IG CLOUD キーの登録は不要です。

    1. デスクトップのショートカットアイコンをダブルクリックします。
    2. InformationGuard EX のユーザー名とパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。

      ・ メイン画面が開きます。
      ・[ 終了]をクリックすると、ログイン画面が閉じます。
ゲストキーを登録してログインする

ゲストが初めてクラウドフォルダーにログインするときは、ユーザーから送付されたゲストキーを登録します。
ゲストキーを一度登録すると、次回からこの操作は必要ありません。
2回目以降にログインする方法は「登録したゲストキーでログインする」を参照してください。

補足
ゲストは最大20個のクラウドフォルダーをユーザーと共有できます。共有するクラウドフォルダーのゲストキーをそれぞれ登録してください。

  1. InformationGuard EX のユーザーから送付されたゲストキーをパソコンに保存します。
    ・zip ファイルを解凍して、ゲストキーファイルを保存します。
    ・ゲストキーのファイル名は「ig_cloud_key_YYYYMMDDhhmmss」です。
  2. デスクトップのショートカットアイコンをダブルクリックします。
  3. [追加]をクリックします。
  4. ゲストキーの保存先を選択して、保存したゲストキーを表示します。
  5. 登録するゲストキーを選択して[開く(O)]をクリックします。
  6. 確認メッセージが表示されるので[はい(Y)]をクリックします。

    ・ 機器識別子には、製品シリアル番号が表示されます。
    ・ IG CLOUDshare にゲストキーを登録すると、パソコンに保存したゲストキーのファイルは不要です。必要に応じて削除してください。
  7. 複数のゲストキーを登録する場合は、手順3 ~手順6 を繰り返します。
  8. [ログインへ]をクリックします。

    初めてログインするときは、有効期限に「(初回ログイン後に表示)」と表示されます。
    有効期限を確認する場合は、ログイン後にメイン画面にある「ファイル(F)」の「キー登録画面」をクリックしてください。
  9. [ログイン]をクリックします。

    ・ メイン画面が開きます。
    ・[ 終了]をクリックすると、ログイン画面が閉じます。
登録したゲストキーでログインする

2回目以降のログインの場合、ゲストキーの登録は不要です。
補足
ゲストキーの有効期限が過ぎるとログインできません。ログインが必要な場合は、ユーザーに連絡してください。

  1. デスクトップのショートカットアイコンをダブルクリックします。
  2. InformationGuard EX のユーザー名とパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。

    ・ メイン画面が開きます。

*詳細は取扱説明書にも記載がございます。

取扱説明書のダウンロードはこちらからおこなえます。

フィードバックにご協力ください

この情報は役に立ちましたか?

保守サービスガイド