PCのフォルダにスキャンができなくなった場合(Windows11)

 

PCのフォルダにスキャンができなくなった場合(Windows11)

概要

ムラテック製品のカラー複合機に関する説明です。他社メーカーの場合は各メーカーのサイトをご確認ください。

Windows11でスキャナが使用できない場合、アップデートによる設定変更による可能性があります。
以下ご確認のうえスキャナが使用できるかご確認ください。

設定を確認する

以下の手順1~4に沿ってPCの設定を確認してください。
設定確認後にスキャンが出来るかご確認ください。

Windowsセキュリティの設定変更になる為、ITまたはセキュリティ担当の方と相談した上で変更するかご判断ください。また、パスワード保護共有を有効でご利用されている方は、「Windowsでの共有フォルダの作成操作」に沿って設定してください。

手順1:SMB1.0の有効化

  1. 「スタート」→「設定」→「システム」をクリックし「オプション機能」をクリックします。
  2. オプション機能内の一覧より「Windowsのその他の機能」をクリックします。
  3. 「Windowsの機能」内の「SMB1.0/CIFSファイル共有のサポート」の左側の[+]をクリックして展開します。
  4. 「SMB1.0/CIFSサーバー」のチェックを入れて「OK」をクリックします
  5. Windows構成が進みますので、しばらくすると元の画面に戻ります。
  6. 「必要な変更が完了しました。」と表示されたら「今すぐ再起動(N)」をクリックし、パソコンを再起動します。再起動表示が出ない場合も再起動してください。

以上で完了です。

手順2:プライベートネットワークに切り替える

  1. 「スタート」→「 設定」をクリックします。
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. 画面右側に現在接続されているネットワークが表示されるので「プロパティ」をクリックします。
  4. 画面右側を上にスクロールし、「ネットワークプロファイルの種類」を「パブリック(推奨)」から「プライベート」へ選択し、変更します。

以上で完了です。

手順3:共有の詳細設定の変更

  1. 「スタート」→「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」の順にクリックします
  2. その他の設定内の「共有の詳細設定」をクリックします。
  3. プライベートネットワーク内の「ネットワーク探索」と「ファイルとプリンターの共有」を「オン」にします。
  4. すべてのネットワークを展開して最下部にある、「パスワード保護共有」をオフにします

以上で完了です。

手順4:フォルダの共有設定を確認する

  1. 該当のフォルダを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
  2. [共有]タブへ進み、下方の[詳細な共有]をクリックします。
  3. 「このフォルダを共有する」のチェックが抜けていればチェックを入れます。「アクセス許可」をクリックします。
  4. 一覧のEveryoneを選択にて、下欄のフルコントロール許可のチェックが抜けていればチェックを入れて「適用」をクリックし「OK」をクリックします。
  5. 前の画面に戻りますので再度「適用」をクリックして「OK」を押してプロパティ画面に戻ります。
  6. 次に[セキュリティ]タブを開きます。
  7. 一覧にEveryoneが無い場合は、「編集」を押し「追加」からEveryoneを追加します。
  8. 上記4と同様にEveryoneをフルコントロールに設定します。
  9. 最後に「適用」を押し、「OK」を押して画面を閉じます。

以上で完了です。

エラー別に解決する

スキャン時のエラーをもとに解決方法を確認していきます。
まず、複合機でエラーを確認します。

  1. ホーム画面で[ジョブ表示]をタップし、[履歴]からエラーとなったジョブを選択して[詳細]をタップします。
  2. 実行結果のエラー内容を確認します。

「ログインエラー」

以下の手順で共有の詳細設定を変更します。

  1. 「スタート」→「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」の順にクリックします。
  2. その他の設定内の「共有の詳細設定」をクリックします。
  3. プライベートネットワーク内の「ネットワーク探索」と「ファイルとプリンターの共有」を「オン」にします。
  4. すべてのネットワークを展開して最下部にある、「パスワード保護共有」をオフにします

以上で完了です。

「サーバー接続エラー」

以下の箇所を確認します。

確認1:SMB1.0を有効化します
  1. 「スタート」→「設定」→「システム」をクリックし「オプション機能」をクリックします。
  2. オプション機能内の一覧より「Windowsのその他の機能」をクリックします。
  3. 「Windowsの機能」内の「SMB1.0/CIFSファイル共有のサポート」の左側の[+]をクリックして展開します。
  4. 「SMB1.0/CIFSサーバー」のチェックを入れて「OK」をクリックします
  5. Windows構成が進みますので、しばらくすると元の画面に戻ります。
  6. 「必要な変更が完了しました。」と表示されたら「今すぐ再起動(N)」をクリックし、パソコンを再起動します。再起動表示が出ない場合も再起動してください。

以上で完了です。

確認2:プライベートネットワークに切り替える
  1. 「スタート」→「 設定」をクリックします。
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. 画面右側に現在接続されているネットワークが表示されるので「プロパティ」をクリックします。
  4. 画面右側を上にスクロールし、「ネットワークプロファイルの種類」を「パブリック(推奨)」から「プライベート」へ選択し、変更します。

以上で完了です。

「指定フォルダ無し」

以下の手順でフォルダの共有設定の確認をおこないます。

確認1:SMB1.0を有効化します
  1. 該当のフォルダを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
  2. [共有]タブへ進み、下方の[詳細な共有]をクリックします。
  3. 「このフォルダを共有する」のチェックが抜けていればチェックを入れます。「アクセス許可」をクリックします。
  4. 一覧のEveryoneを選択にて、下欄のフルコントロール許可のチェックが抜けていればチェックを入れて「適用」をクリックし「OK」をクリックします。
  5. 前の画面に戻りますので再度「適用」をクリックして「OK」を押してプロパティ画面に戻ります。
  6. 次に[セキュリティ]タブを開きます。
  7. 一覧にEveryoneが無い場合は、「編集」を押し「追加」からEveryoneを追加します。
  8. 上記4と同様にEveryoneをフルコントロールに設定します。
  9. 最後に「適用」を押し、「OK」を押して画面を閉じます。

以上で完了です。

解決しない場合は「Windowsでの共有フォルダの作成操作」も併せてご確認ください。

また、ご利用されているセキュリティソフトにより、うまくいかない場合もございます。

その場合は、セキュリティソフトの設定で解決する場合もございますので、一度ご確認ください。

保守サービスガイド