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2022年11月07日
多品種生産の自動化を支援・段取り作業負担を軽減するサポートシステム
「FLEX EZ LOADER LOPROSS」を発売
村田機械株式会社(本社:京都市 社長:村田大介)は、当社製平行2軸型CNC旋盤 MW120Ⅱ、Y軸付正面型CNCターニングセンタMWR120の段取り替え作業における自動化を促進し、多品種生産への対応をより容易にするサポートシステム「FLEX EZ LOADER LOPROSS」を開発、11月8日開幕のJIMTOFより販売を開始します。
金属加工業界では熟練作業者の減少やコストダウンの必要性から工作機械の自動化ニーズが高まっています。一方でロボットのプログラミングなど自動化に対しては技術的なハードルが高いのが現状です。自動車部品関連産業を中心に平行2軸旋盤を中核とした自動化システムを数多く納入し豊富なノウハウを持つ当社は、こうした高まる自動化ニーズに応えるべく、当社のガントリーローダを搭載した搬送装置一体型旋盤の特徴をより生かしながら、段取り替え時間の削減に向けて本システムを開発しました。
「FLEX EZ LOADER LOPROSS」は、段取り替えが増加する多品種生産において、ガントリーローダの調整やローダチャック爪の交換などの手作業にかかる時間の削減により、当社製旋盤の生産性の向上を可能とするシステムです。
1)専用アプリケーションでローダのプログラム作成が可能
ガントリーローダを動かすプログラムの作成を専用アプリケーションで可能とし、ローダ動作の変更が容易になりました。
2)ロングストロークチャック搭載で、チャック爪交換レスを実現
ロングストロークのローダチャックを搭載し、径差のあるワークへの段取り替え時に生じる作業が不要になります。(ストローク0~130mm・ワーク径30~160 mmまで対応可)
3)オートティーチング機能で、ワークとの芯ずれを未然に防止
ローダと主軸との間のワーク受け渡しは、従来はコントローラーを用いて人手で微調整(ティーチング)する必要がありましたが、本システムではローダが微調整を自動で行うことにより、人手を介さずにワークとの芯ずれを未然に防止します。
11月8日に開幕の第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF)では、MWR120にFLEX EZ LOADER LOPROSSを搭載し展示を行います。
FLEX EZ LOADER LOPROSSを搭載したY軸付正面型CNCターニングセンタMWR120