パンチプレス金型

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技術情報

成形型の基本構造

  • 成形する向きは上向きにするのが一般的です。
  • 下向きに成形すると、形状と寸法によってワークが移動中に下に出た成形部がダイ等に引っ掛ったり、干渉して悪さをする場合があります。
  • 成形サイズは、同じステーションでも打抜き型と比較して構造上パンチのサイズに制限があり小さくなります。
  • 基本構造は下図のようになりますが、特殊な成形やご要望に応じて異なる構造で製作する場合もあります。
説明図

上向成形
  • 上型は、パンチホルダーと共にスタイル114を使用します。(スタイル112も使用可能)現状でバルカンツール・板押えツールをご使用の場合は、パンチホルダーが異なりますので注意して下さい。上型は一体の単純構造と、成形された部分が上型に食い付かない様に押し戻す機構付の構造があります。
  • ウレタンストリッパは、基本的に使用しません。
  • 下型は、使用中の標準ダイホルダーにセット出来ますが、成形のサイズによっては専用ダイホルダーになる場合もあります。下型のパンチは基本的に替刃で、パンチの再研摩や交換が可能です。下型の上面位置は標準ダイより高くなります。

下向成形
  • 上型は、スタイル114とバルカンツールのどちらも選択可能です。(スタイル112も使用可能)
  • ストリッパは必要です。
  • 下型は、使用中の標準ダイホルダーにセット出来、成形された部分が下型に引掛らない様に押し戻す機構になっています。下型の上面位置は基本的に標準ダイと同じ高さになりますが、多数個打ちや追打ち等で標準ダイより高くなる場合があります。

    説明図
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