スラグ上りは、下方に落ちるべきスラグが、なんらかの理由でパンチについて上がってくる現象をいいます。最初はスラグ上りしないで使用出来ていた型で不意に生じたり、同じサイズの金型を新品に交換しただけで生じる事もあります。スラグ上りが生じると、製品の打痕になったり、金型とワークの間にスラグが残りそれにワ ークが引っ掛かり、ワークホルダーからはずれる事もあります。更には、板厚・材質等によっては金型の破損となり、対策が必要な場合があります。打抜きスラグの輪郭が単純形状のときはスラグ上りしやすく、特殊形状で凹部がある場合にはスラグ上りしにくい傾向があります。 |
パンチの引抜き工程時に、スラグ上りを抑止する・重力・・摩擦力・・慣性力があり、その抑止力を上回る要因が生じるか、その抑止力が弱まるとスラグ上りになります。 | |
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