- ワークホルダー間のピッチは巾広くして掴む
ワークホルダーのクランプは巾広く掴むと安定しやすくなります。
更にワークホルダーの数は2個より3個がより安定します。
- 切断ツールの加工順
縦(Y軸)切断は、上→下へ(下図の矢印方向)へ打つとワークがワークホルダーに食い込む方向にスラスト荷重が掛かり外れにくくなります。その逆方向は外れやすくなります。先にを打つと、サン巾A,Bが充分に確保されていない状態になり、残り上部のワーク剛性が弱く逃げて精度不良となる場合があります。加工順はで矢印方向へ追打ちする事を推奨します。
- 大板から多数個取りする場合の加工順
切断ツールの加工順と同様に上→下へ打つ。逆の順 は上部加工時ワークの剛性を確保しづらくなります。
- テーブル速度を遅くする
常にフルトルク・フルスピードで稼動する訳にはいきません。ワークの重量が重い場合のジョイントの外れ防止やネスティングのサン幅が少なくワークの剛性不足を補うためには、テーブル速度をセーブすることも必要です。
- スラグ上り防止 ≪ 厚板用スラグワイパーダイ ≫
厚板で剛性のあるスラグがダイとワークの間に残ると、最悪引っ掛かりワークがワークホルダーから外れる不具合が生じます。特に t4.5以上のサイズO4.5~8で生じやすく、この場合厚板用スラグワイパーダイをお奨します。
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